資生堂ANESSAのCFのBGMについて
前々回の記事(下リンク)で話しましたが、私は体力がありません。
その上飽き性で常に違う味も楽しみたい欲張りな人間ですので、邦楽ロック・洋楽・K-POP・アニソンたまにJ-POPだったりその他の音楽等と幅広く音楽を聞きます。
で、ここのところ半年以上音楽に費やすエナジーの90%以上をK-POPアイドルに捧げていたのですが、夏前ですしそろそろ邦ロックが恋しくなり2,3日前から邦ロックを再び聴き始めました。
そこで、クリープハイプの「憂、燦々」を久しぶりに聴いたんですけど、この曲を聴くともう条件反射的にアネッサを思い出すんですよね。何年か前のアネッサCFの曲だったんです、これ。資生堂がクリープハイプってなんだからしくないな~って当時も思った記憶があるし、一昨日聞いた時も一瞬思ったのですが、実はアネッサのCFに関しては全然そんなことはなかったってことに今年のアネッサのCFを思い出して気づきました。
今年のアネッサの曲には、ぼくのりりっくのぼうよみ(通称ぼくりり)の「SKY's the limit」という曲が使われています(そういえば、ぼくりりくんのアネッサの曲になったというツイートを見た時も驚いた)。3年ほど日本のテレビから離れていたので2014~2016年のアネッサCF曲は把握していませんが*1、クリープハイプ・ぼくりりだけでもアネッサの選曲は面白いのが分かる。この場合、クリープハイプもぼくりりもアネッサCFのために曲を書き下ろしているので、選曲というか人選が面白いという方が適切か。
まず、老舗化粧品メーカー資生堂が、しかもキラッキラの美肌を惜しげもなく披露している爽やか~なモデルさん・女優さんが出ているCFに、大衆受けしている/するJ-POPアーティストではない音楽を使うのがすごく違和感。ある意味挑戦だ。これが主要ターゲット層が中高生のシーブリーズならまだ分かる。でもアネッサなんだよなあ。
クリープハイプやぼくのりりっくのぼうよみの曲を知らないとピンと来ないかもしれないですが、双方ともチョー適当に分かりやすく言うと、元来爽やかな夏ウタを歌うアーティストではないんですよね、ほんとに。憂いを漂わせています。これは歌を聴いてもらうのが一番手っ取り早く理解してもらえるはずなので、私からの簡単な紹介コメントとYouTubeリンクを一緒に貼っておきますのでお時間がある方は是非。
【クリープハイプ】
邦楽ロックバンド。メロディーとVo.尾崎世界観の声にハマると中毒性が高いので注意が必要。歌詞は日常的なものをベースにしていることが多く、生活感があったり人間的な部分をしばしば歌っている。それ故、独特の重さがある。尚、ハマらなかった場合はとことんハマらない。
ラッパー。弱冠17歳の高校生でメジャーデビュー(現在、大学生)。デビュー前から彼の存在を知っていて注目していたけれど、言葉選びや生み出す音が絶妙。メッセージ性の高さとそのメッセージの鋭さはピカイチ。いつも何考えて生きてるんだろうと素直に思う。一度でいいから彼の頭の中を覗きたい。気怠そうな歌い方と声も特徴的な才能にまみれた若き天才。
ぼくのりりっくのぼうよみ - 「sub/objective」ミュージックビデオ
憂いを帯びていると先ほど申し上げましたが、クリープハイプもぼくりりもアネッサCF曲については上手くアネッサに寄せてきたなという印象がありましたので曲自体はCFとの違和感はありません。私個人の中のアーティストイメージとアネッサのイメージ間で違和感が生じているだけです。
ぼくりりくんの「SKY's the limit」は本当にアネッサ!という感じでそれはそれでいいんですが、ぼくりりらしさが少なくて個人的には残念。ただ、明るいぼくりり曲が聴けたのは良かったかも。歌詞中の"We are beautiful"というフレーズは、アネッサすぎてアネッサCFにぴったり。「優、燦々」はアネッサのイメージとクリープハイプらしさを上手く併せていて流石すぎますね。
この記事、一体どこに行き着くのか....
思いつくままに書きすぎてしまった.....
とりあえず、今後のアネッサCF曲・アーティストも注目ということで..
アーティストイメージとアネッサのブランドイメージのギャップが良いのかもしれませんね。ちょうど私みたいに違和感から妙に曲とアネッサCFを関連付けて覚えてしまっている人、他にもいるかも?